真顔日記

上田啓太のブログ

川向こうのスタバ

午前八時起床。いやな湿度の日。今日は運動を兼ねて川向こうのスタバに行くと決めていた。徒歩三十分の距離にある。肉体に汗がたまっている。それが流れ出すきっかけを与えるために、習慣として長距離を歩く。私は水門を開くように運動をする。

なんとなく詩的な雰囲気にしてみたが、現実にはバカが汗だくになっているだけだ。ものは言いよう。

スタバ到着。アイスコーヒーのトールサイズを注文。しばらく店内をながめる。まだ午前中なのでそれほど客はいない。マスクをした子どもの白くて太い脚。

作文と読書で三時間。種田山頭火の日記(『種田山頭火作品集』収録)と仲正昌樹『〈宗教化〉する現代思想』を交互に読む。テイストのちがうものを同時進行で読むことで、両方に飽きにくくなる効果がある。おかずとごはんの理論。

疲れて顔をあげると窓の外は雨。天気予報で午後から降ることは知っていた。しかし傘を持ってこなかった。今日は夜までずっと雨なのだった。店を出て近くのコンビニにかけこむ。600円でビニール傘を購入。ムダな出費。愚かさの代償に金を出す。また一本、傘立てに似たような見た目のビニール傘が並ぶことになる。

新品の傘をさして帰路。600円でびしょぬれにならない権利を買った。家に着くまでの三十分間、やさしくささやきかけるような淡い小雨がねばり強く続いた。ほとんど音もしないような雨だった。どうせなら叩きつけるように降ってくれ。