真顔日記

上田啓太のブログ

麻酔とお前があればいい

散歩。近所の温泉の煙突からもくもくと黒い煙が出ていて、本日の風向きを知らされた。すこし歩いて酒造工場の前に出た。酒びんを入れるケースが建物の前に大量に積み上げられていた。この工場が出す音は、いかにもファクトリーという感じがして好きだ。

小さなかき氷屋の前に、たくさんの美大生が列を作っていた。このかき氷屋には入ったことがない。夏が終わる前に行ってみるべきか。その冷たさに私の歯ぐきは耐えられるのか。だいたい自分には、お祭り以外でかき氷を食べるという発想がない!

帰宅。ラルクの『ray』を聴きかえした。のっけからハイドが「麻酔とお前があればいい」と歌っていて、まったくこの人には敵わないと思った。なんちゅうデカダンスな口説き文句なんだ。新郎のプロポーズの言葉は「麻酔とお前があればいい」でした。ひどく退廃的な新婚夫婦。ハネムーンで世界中の廃墟をめぐる。

ラルクアンシエルの『ark』と『ray』には、高校一年生の夏休みが氷づけにされている。聴くたびに解凍される。人生は輪切りになって保存されている。