真顔日記

上田啓太のブログ

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寄稿:ドラゴンボールの世界は芸能界に似ている - マンバ通信

感情のイモ掘り遠足

この一年で、以前は聴けなかった音楽が聴けるようになった。Apple Musicを本格的に使うようになったことも大きいのかもしれない。適当に古いヒット曲を聴いてみると、昔はスルーしていた曲に強く感情が反応するようになっている。 たとえば、MINMIが聴ける。…

「アルティメット」というスポーツがあるらしい

大学時代、知り合いが「アルティメット」という競技をやっていた。どんな競技かは知らない。詳しく聞いたわけでもない。 「おまえ、何のサークル?」「俺、アルティメット」 それ以上の記憶がない。「そういう競技があるんだ」と言われて、「へえ」と答えて…

地球のことが心配なら、まず踏むのをやめろ

今日はヒマだったので地球の気持ちになって考えていたんだが、やはり、自分のことを踏んでいるやつらが自分のことを心配していたら、「まず足をどけろよ」と感じると思う。地球を守ろう、地球にやさしくと言っているやつらが、自分の上をドタドタ走りまわっ…

根本的なかんちがい

小学生のとき、一人のクラスメイトがランドセルを忘れて登校してきた。なにも背負わずに教室に入ってきて、みんなに指摘され、あーっ!と言っていた。当然、その日はいじり倒されていた。私もゲラゲラ笑っていた。 しかし高校生の冬、私は制服を着るのを忘れ…

パーフェクトな酔っぱらい

先日、大阪の十三(じゅうそう)に行ったときのこと。 十三というのはいわゆる飲み屋街で、駅前に大衆居酒屋がたくさんあるんだが、一人で駅前を歩いていたとき、典型的な酔っぱらいサラリーマンを見かけて、すごく良かった。私は典型的なものを見るとテンシ…

aikoにとって言葉とは何か?

「あたし」の身体に「あなた」の言葉が侵入してくる。それがaikoの歌詞世界である。aikoにとって、言葉は器用に使いこなすことのできる便利な道具ではない。言葉があまりに強く肉体と結びついているからだ。『LoveLetter』の歌詞を見よう。 何度も何度も何度…

ゾンビとタフグミ

深夜のコンビニは人の思考を停止させるのか。それとも、たんに私の問題なのか。真夜中にコンビニに行く自分は非常にぼんやりしている。感情が茫漠としている。ほとんど死んでいるも同然である。そのありようはゾンビの近似値だ。 それゆえに、予想外のことが…

歩きスマホの人間は、あかんぼのように周囲を信頼している

歩きスマホをする人々がいる。社会問題にもなっているようだ。しかし私は、怒りよりもおどろきのほうが大きい。何におどろくかといえば、世界への圧倒的信頼感におどろくのである。私はあそこまで周囲のすべてを信頼できない。 とくにすごいのは、スマホの画…

aikoとゴリラの雪どけ

ゴリラの問題は終わったと思っていた。それは過去のことだったはずだ。aikoとゴリラの綱引きは終った。私はもはやaikoとなった。それでよかったはずだ。しかし今ふたたび、ゴリラが問題としてせりあがってきている。aikoとゴリラの綱引きは終っていなかった…

おっさんは一つの様式

気づけば三十歳を過ぎている。同世代の男は少しずつ自分をおっさんと称しはじめた。しかし自分にはどうもおっさんとしての自覚が生まれない。ほとんど人に会わない生活をしていることも大きいんだろう。ひとりでいると年齢感覚がアップデートされないため、…

読んだことのない雑誌を読んでみる

前置き:今年の没原稿を供養しておきたい。内容とは関係のない事情でお蔵入りになった。雑誌読み放題サービスを使って色々な雑誌を読んでみるという企画。 * 未知の雑誌を読むことには、独特の楽しさがある。ふだんの自分の関心から遠ければ遠いほどに楽し…

ハンガーにかけられたコートは、なぜあんなに偉そうなのか?

はじめて意識したのは十八歳の時だった。一人暮らしをはじめた冬である。自分のコートをハンガーにかけて思った。なぜ、コートという衣類はこんなにも偉そうなのか? 衣類がここまで偉そうな態度を取ることがあるか? 正面から見たときの話である。ものすご…

サンタのしっぽをつかめ

誰の人生にも、サンタクロースが嘘だと気づいた瞬間があるはずだ。しかし私は思い出せない。いつのまにか、「サンタなんていないでしょ」という冷めた態度になっていた。「サンタいるでしょ!」から「サンタいないでしょ」への転換、この瞬間が絶対にあった…

初恋の記憶はパピプペポ

成人式に出席したとき、「未来の自分に宛てた手紙」を読む機会があった。完全に忘れていたんだが、小学生のころ、「二十歳になった自分に手紙を書こう」という企画があったらしい。担任の教師がしっかりと保管していたらしく、その場で生徒のひとりひとりに…

ヤセ型の男を見ると人は予言者になるのか?

私はヤセ型の男である。十代で体型が定まって以降、ほとんど体重に変化がない。骨格も華奢である。肩幅のせまさと、手首のほそさがポイント。あちこちで「細いねえ」と言われながら生きてきた。そんな私の経験で言うと、人は、ヤセ型の男を見ると予言者にな…