真顔日記

上田啓太のブログ

俺はaikoで、aikoはかわいい

aiko『ハニーメモリー』 - amazon.co.jp aikoってかわいいですよね、と知人に言われた。そのような聴き方をしていなかったので驚いた。言われてみればたしかに、という感じだ。同時期にデビューした宇多田ヒカルや椎名林檎と比較したとき、aikoの存在は明ら…

フィクションを見る時だけ女になる男

Photo by Stefano Ghezzi on Unsplash 私は男として日々を暮らしているが、フィクションを見る時は、女になることが多い。たとえば、漫画『君に届け』を読むたびに、主人公の爽子に感情移入して、風早くんに恋をしている。『君と100回目の恋』という映画を観…

aiko的なものとミスチル的なもの

Mr.Children『深海』 - amazon.co.jp 自分がaikoについて書いた文章を読み返していて、この人は世界とaikoの区別が付いていないんじゃないかと感じた。これは良くない。私は世界とaikoの区別を付けている。私は正気である。 私はあらゆる物事にaikoを見出す…

足立区生物園の生きものたち

Photo by Stefano Ghezzi on Unsplash もう一年ほど前になるが、足立区生物園という所に行った。動物園ではなく生物園。不思議な名称だが、たしかに動物とくくるには多様すぎる生きものがいた。ヘラクレスオオカブトがいたり、チョウチョが庭園を飛んでいた…

デニーズのパルフェの謎

最近の自分はデニーズが好きだ。入りびたっていると言ってもいい。近所に24時間営業の店があるのが悪い。私のような生活リズム破綻者にとって、これは最高の存在である。 普通のカフェは閉店時間を気にする必要がある。しかしデニーズは深夜三時に唐突に行…

もう漢字は書けない

「ほうふつ?」「ひげみたいな字が二個並んでるんだよ」「それはわかる。しかし、それじゃあ書けない」 友人はスマートフォンを取り出すと、適当な画面に入力して私に見せてくれた。〈髣髴〉。ひげみたいな字であって、ひげではなかった。それは確認したが、…

aikoは世間が思うほど前髪を切りすぎていない

それは遠い昔、私がまだaikoを熱心に聴いておらず、ヒットチャートをにぎわす有象無象の一人だと思い込んでいた頃、私はaikoに対して、「いつも前髪を切りすぎている女」というイメージを抱いていた。 なんとなく存在を耳にしただけの状態でも、人は有名人に…

タピオカの前世は人間

日曜の午後三時、プラスチックカップの底に沈むタピオカを見つめていた。ルミネのカフェの丸テーブル。すでに三度目の来店だった。 私はタピオカの流行と距離を置こうとして、しかし結局、挫折した。冷めた目でやりすごすには、タピオカはもちもちしすぎてい…

「マンガ喫茶が怖い」という感覚

マンガ喫茶におびえる人に出会った。とにかくマンガ喫茶が怖いらしい。意外すぎる発想で面白かった。マンガ喫茶が「怖い」と表現されることあるか? 私にとっちゃ、マンガ喫茶はむしろ楽園なんだが。もしかして「まんじゅう怖い」みたいなことか? 「じゃあ…

デッドラインの朝

私の学生生活は寝坊との戦いだった。とにかく朝は弱い。まったく起きられない。当時は実家暮らしだったから、毎日、母親に起こしてもらっていた。いま思えばすばらしい身分だった。寝坊しそうな時に、起こしてくれる存在がいる。 学校は朝の八時半からだった…