真顔日記

上田啓太のブログ

aiko の検索結果:

最近の仕事まとめ2018年春

…で、ドラゴンボールとaikoが同じところに入りつつある。それについて書こうとすると自動的に大量の文が出てくる、という意味において。 まったく共通点のない二つの気もするが、しいて言うならば、「変人のはずなのに平然とメジャーで活動している」というところだろうか。鳥山明にしろ、aikoにしろ、ものすごく変な人で、メジャーになる人間とは微妙にずれたところにいるんだが、持ち前の人なつっこさなのか何なのか、しれっとメジャーのド真ん中にいる。そういう存在に自分は弱い。 音楽コラム 音楽関係…

自称aikoのどうしようもなさ

あいかわらずaikoを聴いている。 というか、この書き出しはもはやこの日記において、「あいかわらず酸素を吸っている」くらいの意味にしかならない気もするが、あいかわらず聴いている。何度聴いても、自分のことを歌っているとしか思えない。私の中にはaikoがいる。 はじめのうち、自己の内側にaikoを感じることは特殊な体験のように思えるが、やがて慣れて気にならなくなる。すると自分がaikoであることはただの常識になる。一月の次に二月が来るように、私の中にはaikoがいる。だからこの日…

かわいいは作れるけど作れない

…なところ」だろう。 aikoへと向かう強い流れを感じる。激しい渦が文章を飲み込もうとしており、その渦の中心には常にaikoがいるのだ。一つ目の段落をまたいだ時点ですでに私はaikoのことを考えていた。抵抗することはできない。飲み込まれるしかない。私はaikoの話をしなければならない。 あたしだけが知っているあなたの特別なとこ心の隅において 時々開けるの aiko『リズム』 aikoはいかにして特別性を歌ったか? aikoという歌手は、デビューから一貫して「特別性」を歌い続けて…

ネコと仲良くするさまざまな方法

…である。このネコにはaikoを聴く権利がある。 このあいだ世話をしに帰ったとき、ミケシの尻をトントンしていて、ふっと視線を感じた。背後を見ると、初音がじーっとこちらを見つめていた。あれは非常にaiko的な状況だった。あたし(初音)はあなた(飼い主)を見ているが、あなた(飼い主)はあの子(ミケシ)を見ている。ネコの世界にもaikoはいるのだ。 もっとも、初音は自分が構ってもらえないと様々な方法で不満をアピールするんだが、そこにaiko感はない。飼い主の布団でいきなり放尿したりす…

女子小学生になりたいか?

…があるんだと思うし、aikoを聴いていくなかで自分の内部に背の低い女を発見したことも関係していそうだ。ちなみに、男子小学生にもべつになりたくないです(金玉はしまっておきたい)。 言葉はイメージを喚起する。しかし、そのイメージは人によってズレている。これは意識してみると面白い。以前、別の友人と、「『日本』という言葉でどんなイメージが浮かぶか?」という話になった。相手は「四季の風景」や「ふるさとの夕焼け」と言ったが、私の頭にパッと浮かんだのは「日本の国旗」と「日本列島の形状」だっ…

aikoを聴きすぎると人はどうなるのか?

去年はaikoを聴き続けた一年だった。今年も聴き続ける一年になるのだろう。 日常的にaikoを聴いていると、世界の見え方が変わりはじめる。aikoの歌詞世界をもとに世の事象を眺めるようになる。ついさっきも、地下鉄のホームでカップルが見つめあっているのを見て、「いやいやaikoじゃないんだから」と思っていた。しかしこれは自分のほうがおかしい。aikoじゃないんだからも何も、実際にあれはaikoじゃない。aikoだと認識するハードルが下がりすぎている。 先日、aiboに関するネッ…

aikoの歌詞の怖さについて

aikoは常に「あたしとあなた」のことを歌う。そしてaikoを聴くとき、私は男でありながら「あたし」になっている。この話は何度か書いた。私のなかに住む背の低い女をaikoが引きずりだしてきたという話である。aikoの音楽の前では、私は平気で性別を飛び越えて、「俺はaikoだ」と断言してしまえる。「俺とはaikoの別名だったのだ」と言ってしまえる。 それはまあ、いいだろう(社会的にはよくないが)。 さて、私は男として生きている。つまりaikoの曲を「あなた」の立場で聴くことも可…

キャッチーなメロディをすぐに口ずさんでしまう

aikoの『恋をしたのは』がずっと頭のなかを流れている。『聲の形』という映画の主題歌になっていた。これがずっと流れている。 頭のなかを流れるメロディは口に出されることを求めるので、私は小部屋でずっと歌っている。もっとも、「あ~あ~あ~あ~恋をしたのは~」というところだけで、あとはホニャホニャ的ごまかしによってまだ歌詞を覚えていないことを隠蔽している(隠蔽できとらんが)。 aikoの曲で初聴から覚えられるものは意外と少ない。最近の曲だと『合図』は一発で持ってかれたが、基本的にじ…

チューリップのサボテンの花

…ーティスト(たとえばaiko)を熱心に聴く体験とはすこしちがう。それぞれの歌手の個性にふれるというよりは、もうすこし大きな何かにふれるという感じだろうか。 早朝に居間でランダムに流すことが多い。心の準備なしにフッと耳にすることで、あらためて曲の良さを知る。流行歌は不意打ちでこそ生きるものなのである。今日は、不意打ちで聴いた『サボテンの花』(1975)がすごく良かった。「ほんの小さな出来事に愛は傷ついて」という歌い出しの曲である。 あわせて口ずさんでいると、化粧中の同居人にきか…

2016年寄稿記事まとめ

…音楽に関するコラム(aiko以外)を載せてもらってます。このブログではaiko以外に音楽が存在していることを知らない人間みたいになってますが、一応、他にも音楽と呼ばれるものがあることは知ってるので……。いちばん読まれたのは「RADWIMPS恋愛ベロベロ記事」だと思うんですが、ここではトリセツのほうを薦めておきます。 ITmedia www.itmedia.co.jp 「あの頃のインターネット」について。具体的には1999年頃のネットの思い出を書いてます。ちなみに編集の方は、「…

真顔日記の2016年人気記事まとめ

…できている。 4位 aikoです。 5位 来年、このへんの話を掘り下げる連載がはじまります。深津をほめるおじさんを掘り下げるおじさん。なかなかの地獄感。 6位 aikoです。 7位 2015年の記事なんですが、今年だけでもかなり読まれている。やはり稲葉浩志という人の圧倒的なキャラ立ちのおかげだと思います。B'zファンの方によると、実際の稲葉さんはこんな人じゃないそうですが(ほんわかした人らしい)。 8位 aikoです。 9位 美容師の方にこの記事がウケてて笑いました。そのうち…

インタビュー記事が公開されました

…、公開前の原稿では、aikoに関する部分が、 aikoのことを書くと指が勝手に動き出して、いつも最後は「aikoに書かされている」という状態になるんですよ(笑) になっていたんですが、「そこは笑い事じゃないので」ということで、以下のように修正してもらいました。 aikoのことを書くと指が勝手に動き出して、いつも最後は「aikoに書かされている」という状態になるんですよッ! 結果的に、とつぜん発狂した男みたいになってます。ふつう、ここまで唐突に興奮した男はアワ吹いて死にます。グ…

スタバでaikoを聴いていたら隣にaiko的世界が生まれていた

スタバでaikoを聴きながら文章を書いていた。これは単なる私の日常である。 隣の席には高校生カップルが座っていた。問題集をひらいて二人で勉強している。これもよくある光景だ。なので私はとくに気にせず、aikoを聴きながら文章を書き続けていた。 集中して三十分ほど、一息つこうとイヤホンを外した。隣には、まだ同じカップルがいた。会話が聞こえてきた。 「〇〇ちゃんとなんで別れたんよお」「なんかちゃうかってんもん」「あの子ええ子やん」「あかんねん、なんか」「ふうん」「もうええねん、新し…

ネコは鼻ありきの生き物である

…体臭もある。 以前、aikoの歌詞から引用して「バニラのにおいがするタイニーな女の子」について書いた。同居人はこのフレーズを気に入ったようで、うちの初音を「獣のにおいがするタイニーな女の子」と呼んでいる。初音というネコはこの家の4匹でいちばん身体が小さく、いちばん獣のにおいがキツいからである。 それで私はまたしてもaikoの偉大さを知ったというか、獣のにおいがするタイニーな女の子はぜんぜん魅力的じゃないですね。そんな女に男を取られたらaikoも納得いかないと思う。獣のにおいが…

aikoが「好きだけじゃ済まなくなりそう」と言い出した時の、まだ変身を残していたのか感について

…るひとつの所作としてaikoを聴いていたんだが、『秘密』という曲でaikoが「なんだか好きだけじゃ済まなくなりそうで」と歌っているのを聴いて、あらためて衝撃に打たれた。 はじめにみなさんに知っておいてほしいのは、aikoの使う「好き」は、普通の人間の「好き」とは別ものだということである。普通の人間が日常的にホイホイ使う「好き」と、aikoの「好き」を同一にみなしてはならない。たとえば気まぐれで入ったカフェの珍デザートを食べた女子の言う「あたしこれ好きかもー」をカナブンとするな…

ストロングゼロは本当にストロングスタイルでブン殴ってくる

…。 私の場合、ここにaikoを聴くことが入ってくるとますます危険で、ストロングゼロを飲みながらaikoを再生した日には異常な多幸感に襲われる。aikoはaikoで音楽というメリケンサックで私をボコボコにしてくるからである。それは「幸せすぎてヤバイ」という状態である。 「身体がはじける!」 そんな感覚になる。自分の身体がパァーンとはじけ飛んで、無数のつぶつぶになって部屋のあちこちに飛散して、床をビー玉のように転がっていき、それを肉体を失なって意識だけになった自分が他人事みたいに…

バニラのにおいがするタイニーな女の子には勝てない

aikoの初期に『二時頃』という曲がある。男といい感じになったのに、その男には本命の女がいたという歌である。まだ初期だから歌声に濁りがある。とくに最後、aikoは「思ってくれたかな」を「オボオてくれたかな」と歌っている。そこでいつも心を持っていかれる。 このあいだ出たアルバムの初回盤には再録が入っているが、そこでのaikoは『二時頃』をさらりと歌いこなしていて残念だった。「思ってくれたかな」と綺麗に歌っていて、オボオ待ちをしていた私は肩すかしを喰らった。『二時頃』に関してはや…

紅茶の悲劇

…グに出てくるといえばaikoなんだが、肖像権の問題もあるし不可能だと思っていた。しかし同居人はカブトムシとテトラポットの画像を使うという荒技で乗り切っていた。頭のまわる女だが、それでいいのかという気もする。説明なしじゃわけがわからんだろう。 画像制作のお礼に近所のイタリア料理店でランチをおごった。前菜、サラダ、メインのパスタにデザートとドリンクで1700円。ふんぱつした(私にしては)。 注文時、ドリンクを何にするか尋ねられた。 普段の私はコーヒーを頼むんだが、朝にコーヒーを飲…

aikoは「元気な女」なのか?

aikoは「あたしとあなた」について歌う。するとそこには「ウフフ、アハハ」とでも言うべきイチャイチャ感が出てきそうだが、aikoはこれだけ恋愛の歌を歌っていながら、イチャイチャ感のある曲をほとんど書いていない。そこには常に緊張があり、不安があり、恐怖がある。 「あたし」と「あなた」の間には溝があり、完全な合一に至ることはない。これは「付き合っている・いない」には関係がないようだ。aikoにとって人の心は常に変化するものであり、付き合っているという事実も、関係の永遠性を保証して…

人の行動を「回」として認識する女

…じめる回・上田が一日中aikoを聴いている回(通常回) 酒を飲んだときは、 ・上田が酔っぱらってゴリラを褒める回・上田が酔っぱらってaikoを褒める回・上田が酔っぱらって真木よう子の「よう」の部分が平仮名であることを褒める回 みたいに、面倒くさい三本だてだと認識されている可能性もある。次回予告の時点で見る気が失せるやつだ。「来週いいや、飛ばそ」と思われているにちがいない。同居人に、頭のなかで、ナレーションされているかもしれない。「前歯でございまーす!」という挨拶から始まって。

aikoのこなこなを絶賛する男

…ので、最初は素朴に「aikoいいよね」だったのが「aikoのあの曲いいよね」になり、「aikoの十枚目のアルバムの序盤の流れいいよね」になり、とうとう現在は、 「aikoの『くちびる』って曲の『いつも声きくと胸が粉々になる』のところでaikoが粉々を『こなこな』って読んでるのいいよね」 とか言い出すことになっている。 非常に細かい。 ということでaikoの話なんだが、『くちびる』という曲の「いつも声きくと胸が粉々になる」をaikoが「こなこな」と歌っているのに毎回しびれる。こ…

aikoとゴリラの綱引き

aikoを聴いていると、自分の中に背の低い女が住んでいることが分かる。 この数年強く実感していることだ。aikoを聴くほどに、自分が曲中の「あなた」ではなく、「あたし」に感情移入していると実感する。私は一人の背の低い女となってaikoを聴いている。三十をすぎた男の内側に、背の低い女が住んでいた。 一方で、ゴリラを見ていると、ゴリラに対する強烈な憧れを感じる。これも現在の自分が実感していることだ。メディアに流通するイメージとしてのゴリラ、文化系の男が妄想するひとつの理想像として…

真木よう子の「よう」の部分を祝うパーティー

…、ゴリラを褒めるか、aikoを褒めるか、真木よう子のようの部分が平仮名であることを褒めるか。これはたしかに、しらふの今考えてみれば、「うるさい」としか言いようがない。 真木よう子のようの部分が平仮名であることを祝って乾杯しても、グラスはむなしく空を切るだけだろう。人がグラスをカチンとやるのは卒業や就職や結婚のときであって、真木よう子のようの部分を祝うときではない。 パーティーをやると称して、若い男女を200人ほど集め、何を祝うかは事前に教えない。会場の中央には巨大なくす玉がぶ…

aikoを聴く男、ゾンビを見る女

…ない。 私は小部屋でaikoばかり聴いていたが、すぐ近くにはゾンビばかり見ている女がいたわけで、一体、この家は何なのか。aiko好きの男とゾンビ好きの女の同居というのは、自分のことながら意味がわからない。 私のパソコンにはaikoの曲が二百ほど入っているが、aikoがゾンビに追われる曲など一曲もない。aikoが歌うのは「あたしとあなた」であって、「あたしとゾンビ」ではない。「ゾンビとあなた」でも「あたしはゾンビ」でも「あなたはゾンビ」でも「ゾンビとゾンビ」でもない。aikoに…

このブログについて

作者について 書いているのは上田啓太です。文筆業です。京都在住です。元気いっぱいです。 Twitter:@ueda_keitaFacebook:uedakeita316note:uedakeita連絡先:pelicanmatch@gmail.com このブログ以外で書いたものは寄稿情報にまとめてます。 はじめての方におすすめの記事 あとは人気記事一覧から適当にどうぞ。