「神バーサス」という発想
2011/11/03
すぐに「神 vs 俺」と考えるクセがある。
このあいだ、用事があって夕方に家を出たのだが、10分ほど歩いたところで、いきなり豪雨が降り出した。突発的に、なんの伏線もなく、しゃれにならない豪雨が降り出したのだ。
当然、カサを持っていない自分はずぶ濡れになる。必死で軒下に逃げこんだ。
そして考えるわけである。
「神のイヤガラセか!」と。
「俺は雨男、あたしは雨女」なんて発言もそうだが、こういった発想は、完全に「神バーサス」の発想である。
つまり、神様のようなものがいて、ちょうど自分が家を出たタイミングで雨を降らせている、という発想。神が自分を見張っていて、自分の行動に応じてアクションを起こしてくる、という発想だ。
こんなものはすべて自意識過剰でしかない。
だって、ここには「神」と「自分」しか存在していなくて、地上にいる他の人類がまったく考慮されていない。「雨男、雨女」という考えには、「自分の行動で天気が変わる」という前提が隠れている。
そんなものは、川が氾濫するたびに神の怒りだと感じて生贄をささげていた原始人と同レベル。進化した人類が考えることではない。
だから私は、たとえ家を出てすぐに豪雨が降り出しても、けして神のせいだとは思わないようにしたい。そんなものは自意識過剰の結果でしかないからだ。
世界は自分と関係なく動いている。それを受け入れてから人生は始まるのだ。偶然を運命ととらえないこと。すべては確率論的に起こっているのだということを。
どしゃぶりのなかでそう考えた。やみそうにないから軒下をはなれ、小走りで近所のコンビニに入った。それでも途端にビショ濡れになる。
コンビニでカサを買い、どしゃぶりのなかに踏み出した。これで問題ない。カサがあれば豪雨だって怖くないことよ。
2分後に雨がやんだ。
うん。
やっぱ神のイヤガラセだわ。
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15 イイゼ! 




