心拍数をはかれるアプリで遊びました
2011/11/15

心拍数をはかれるiPhoneアプリがある。Instant Heart Rateというやつ。
これがなかなか面白い。iPhoneに指先を当てて、しばらく待つだけで、自分の心拍数が分かるのだ。

▲計測画面はこんな感じ
平常時を計測してみる
さっそく31歳女性といっしょに計測してみた。
私の心拍数は60代で安定していた。かなり落ち着いており、リラックスしているということらしい。まあ、今の私に、なにひとつ緊張する要素はない。納得の結果である。
31歳は平常時で85ほどあった。高めである。自宅で、スウェットを着て、ソファに座っている。この状態のどこに緊張する要素があるのか。
「いや、だって、iPhoneに慣れてないもん。慣れない道具を使うと緊張するんだよ。あたし使ってるの大昔のドコモのケータイだし。iPhoneってボタンないからパニックになるんだよ。すぐタップとか言うでしょ、油断したらタップとか! わけわかんないもん、タップって何なのよ?」
iPhoneに逆ギレする31歳だったが、ようするに、うまくiPhoneを使えるか、ちゃんとアプリを使いこなせるか、と考えるだけで緊張するらしい。
なるほどと思っていたら、31歳が衝撃的な発言を付け足した。
「それに、近くに人がいるし……」
まさかの『人』呼ばわり。
転がりこんで二年たつのに、まだ私という存在に慣れていなかったのだ。これはちょっとショックだった。
「いや、赤の他人よりマシだけど、そんなもんだよ。人が人に完全に慣れることなんてありえないんだよ。人の存在は圧力なんだよ。お母さんでも圧力なんだよ。お母さんじゃないアンタに圧力を感じるのも当然なんだよ」
お母さんでも圧力を感じる、というところに、31歳女性の人ぎらいの一端を感じ取る。
心拍数は言葉でも上がる
気を取り直して、どういうことをしたら心拍数が上がるのか、いろいろと試してみた。
いちばん分かりやすいのは、運動をすること。何度もジャンプしたり、反復横飛びをするだけでも、心拍数は一気に100をこえた。これはまあ、当然である。
興味深いのは、運動しなくても、特定の言葉に反応して心拍数が上がることだ。
「こんにちは」とか「おはよう」なら、もちろんあがらない。そういった普通の言葉では意味がない。
私の場合、「川村ゆきえ、川村ゆきえ、川村ゆきえ!」と言われたら、露骨に心拍数が上がった。
上がるわけねえだろとタカをくくっていたが、見事に上がった。数字の怖ろしさを知り赤面するしかなかった。そのあと「井上和香、井上和香、井上和香!」とか「椎名林檎、椎名林檎、椎名林檎!」とか、31歳が調子にのって言い出したので、「やめてください」と哀願した。心拍数はグングン上がって100をこえていた。
「ひくほど分かりやすいね」
勝ち誇った顔で言われ、返す言葉もなかった。
一方の31歳女性、こちらも「こんにちは」などでは上がらなかった。
だが、思いつきで「ヘソ見せて」と言ってみたら、異常に心拍数が上がっていた。私が「ヘソ見せてよ」と言うたびに心拍数は85から90になり、五回目の「ヘソ見せて」で100をこえた。
「当たり前だよ、ヘソ見せるなんて圧力の最たるものだよ! そんなにヘソに自信ないし!」
31歳女性は顔を真っ赤にしながらさけんでおった。
ヘソに自信ある人、これまで見たことない。
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