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真顔日記

上田啓太のブログ

豚肉不在のクックドゥについて

珍しく自炊ブームが訪れている。ブームと言っても数日である。しかも計画性がない。だから何を作るかはスーパーで決める。今日も店内をうろつきながら考えた。クックドゥでホイコーローを作ることに決めた。

そもそもクックドゥをみなさんは知っているのか。私は自炊をしないから、長いことクックドゥという単語を「聞いたことあるが何なのか知らん」という箱に入れていた。なので一応説明しておく。要するにペースト状の使い切り調味料であり、いっしょに野菜や肉を買えば、チャチャッと中華料理が作れるわけだ。

私は初心者だから、こういうときは箱の裏面に書いてあるレシピを見ながら必要な材料を探してうろうろする。しかし今日はキャベツとピーマンと長ネギを買って安心し、かんじんの豚肉を忘れた。忘れていることに気づかず無関係なものを買っていた(コアラのマーチとか)。帰宅してあぜんとした。仕方ないので豚肉なしのホイコーローを作った。もはやホイである。

作ってから分かったが、この状況でクックドゥを全部使ったのは間違いだった。ただでさえクックドゥは味が濃いのに、メインとなる豚肉がいないものだからギトギトになっていた。豚肉不在の状況ではキャベツがクックドゥの味の濃さを支えるしかないが、さすがに荷が重かったようだ。それは嫁が姑を殺すときの味の濃さだった。こんなもん食ってりゃ死ぬ。

しかし作ったもんは仕方ないと思って食べた。「うちの嫁はあたしのことが嫌いなんだろうねえ」と思いながら。嫁と姑の一人二役だ。三十すぎの男なのに。

顔をしかめているうちに食事は終了した。皿にはどろどろの液体が大量に残っていた。これを冷蔵庫に入れて明日残りのキャベツやピーマンを和えればちょうどいいかと思ったが、さすがに貧乏くさいのでやめた。すべて豚肉を忘れたのが悪い。豚肉不在のクックドゥは危険だ。豚肉不在では野菜たちもうろたえるだけ。みなさんも豚肉不在のクックドゥはやめましょう(豚肉不在と言いたいだけ)。