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真顔日記

上田啓太のブログ

爪とぎボックスを奪い合う二匹のネコ

新しい爪とぎボックスが届いたから、今日のネコたちは興奮ぎみだった。さっそく使用感を試している。もっとも、新しいといっても以前も似たようなものを買っているんだが、ネコにとっちゃ毎回新鮮らしい。爪とぎは落ち着くための場所にもなるらしく、中に座って休んだりもしている。

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窪みになっているのがいいんだろうか。

しかし、これは身体の小さい初音だから成立するのであり、無闇に図体のでかい影千代の場合、無理のある状態になる。ぎゅう詰めになる。

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しかし本人は気にしていないようだ。この状態で目をとじてスースー寝息をたてはじめることもある。毛やら肉やらがはみだしているが気にならんのかもしれん。

さて、しかし今回は落ち着いていられなかった。爪とぎを奪いとるべく、セツシが襲いかかったからである。このセツシというネコには他のネコのものをすべて自分のものにしたがるという最悪の習性があり、こういう奴は人間でもたまにいるが、仲良くはなりたくないタイプである。

爪とぎボックスをめぐって影千代とセツシの泥仕合がはじまった。ネコ同士の争い、とくに家ネコ同士の争いというのは基本的にバカバカしい雰囲気が漂っており、効果音をつけるなら「ぽこぽこ」という感じだから、以下の三枚の連続写真も、あまり大げさなものとして見ないでほしい。非常に低レベルな戦いである。

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爪とぎを奪おうとする者、爪とぎを守ろうとする者、それぞれに必死であり、フギャーという鳴き声もたまに飛び出す。しかし、毛のモフモフした生き物が戦っていても、緊張感というのは、なかなか生まれんものである。

それに、無理に奪わなくても、隣にまったく同じものが置かれている。そのあたりもバカバカしい。どうしても他のネコのものじゃなきゃダメなのか。

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顔もこんなだし。

不毛な戦いが終わり、セツシは退散した。争奪失敗である。この二匹の喧嘩はたいてい影千代の勝利に終わる。図体が倍以上あるんだから当然だろう。影千代は自分の爪とぎボックスを守り抜いたと言える。

勝者の貫禄なのか、ポーズを取っていた。

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勝者の姿である。

このまま停止していた。三十一歳女性がゲラゲラ笑って写真を撮っていた。しかし影千代は得意気だった。「我、この箱を守りし者なり」とか思っていたのかもしれない。私には、引っくり返った亀にしか見えなかったが。