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真顔日記

上田啓太がいろいろ書くブログ

長ネギは本当に飛びだすのだ

日々と思考

自分で料理するようになると、知識でしかなかったことを実際に体験できて面白い。とくに私は、三十年まともに自炊をせず生きてきたから日々が発見の連続だ。たとえば米を多めに炊いて、食べなかった分をおにぎりにし、ラップをかけて冷蔵庫に入れる。すると翌日もカピカピになっておらず、チンするだけでおいしく食べられる。ラップってすごい!

……みたいなところから、感動している。もちろんラップの存在は知っていたが、実際に使ったことがなかった。だから自炊の初期段階において、私は平気でむきだしのままおにぎりを冷蔵庫に入れていた。翌日は文句なしにカピカピになっていた。それから、「こういう時ラップ使えばいいんじゃね?」と思いつき、実際にラップをかけてみて、今度はまったくカピカピになっていなかった時の、あのテンションの上がりよう!

今日は長ネギを買ったので、帰り道で買い物袋からネギが飛び出していた。

「うわ、ネギ出てんじゃん」と興奮した。

「俺、サザエさんじゃん!」

自分のなかで、買い物袋からネギを出す存在といえば磯野サザエなんだろう。幼少期よりあの女がネギを出して歩くのを見ていたが、自分で体験するまでは、所詮アニメーションの中の出来事だった。しかし本当に長ネギは買い物袋から飛びだすのだ。このようなよくあるイメージを実際に体験すると、たまらん。

次は「茶色の紙袋からフランスパンが飛び出す」というのを体験してみたいが、これはスーパーというよりもパン屋なんだろうか。まだ人生で一度もフランスパンを飛び出させたことがないから、是非とも飛び出させたい。

紙袋にリンゴを入れて歩いているとつまずいてしまい、大量のリンゴが坂道を転がっていく、というイメージもある。これも体験してみたいが、よくわからない。日本じゃ体験できない気がする。死ぬまでに一度くらいは、坂道を転がる大量のリンゴを見ることができるんだろうか。