真顔日記

上田啓太のブログ

イフリートみたいな寝相の女

最近は朝の五時に目が覚める。夜は十時に寝てしまう。妙に健康的なリズムである。この時間に起きると、三十一歳女性はとうぜん熟睡している。なので居間を横切るときに寝姿が目に入るんだが、日々いろいろなポーズで眠っている。人間の寝相も多様なものである。

昨日は浅野温子が髪をかきあげた時のポーズで熟睡していた。右手の甲を耳たぶにくっつけたまま停止していたのだ。バブルの夢でも見てんのかもしれない。バブルの夢と言うとなんだか違った意味になってしまうが。

今日はFF5のイフリートのポーズをしていた。FF5のイフリートのポーズと言われて即座にイメージできる人間など、FF5をプレイした人間にもいない気もするが、私は一時期異常にFF5にハマッていたんで、即座に「イフリートじゃん」と思った。「うちの布団にイフリートが召喚されてるじゃん」と、「イフリートがパジャマ着て寝てるじゃん」と思った。あまりにイフリートに似ていたので朝から一人で盛り上がった。

昼、目を覚ました女性に言った。

「今日、イフリートみたいな寝相で寝てたぞ!」
「は?」
「ほら、FFの召喚獣の!」
「ああ、火のやつ……?」
「そう! そのイフリート!」

しばしの沈黙の後、女性は不満そうに言った。

「イフリート、弱いからやだな……」

強さの問題かよと思うが、強さの問題らしい。どうせならバハムートみたいな寝相がいいとのことである。最強の召喚獣だが、よくわからない。バハムートみたいな寝相とは何なのか。

「知らないよそんなの! とにかくイフリートよりバハムートのほうがいいんだよ!」

声高に主張された。そして女性は二度寝した。珍妙な主張だけして二度寝である。

しばらくしてふたたび居間を横切ると、口をあけたまま熟睡していた。この口からメガフレアでも出ていれば、バハムートのような寝相と言えるかもしれないと思った。実際は、よだれくらいしか出ていないんだが。

FINALFANTASY マスタークリーチャーズ イフリート

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