真顔日記

上田啓太のブログ

酒ばかり飲んでいる男

この数年は、酒を飲むことも当たり前の習慣になって、毎日のように飲んでいる。深夜のコンビニで、柿の種やポテチなんかと一緒にビールの500ml缶を買ってきて、グイッとやるわけである。そうやって生きることの意味を知るのである。

幼稚園のころだったか、枝豆やキュウリの漬物が好きで、祖母の家の食卓で発狂したようにむさぼり食っていたら、親戚のおばさんに「この子は酒飲みになる」と言われたことがあった。大昔のことなのに、その言葉だけ、二十年以上も頭に残っていた。予言のようなものである。そして今、予言は見事に的中し、小部屋で一人で酒を飲んでベロベロになる上田が誕生したのだ。

ビールだけじゃなく、日本酒やウイスキーも飲むようになってきた。というのも、私は炭酸飲料が苦手なんだが、ビールも炭酸なんだということに、三十にしてようやく気づいたのである。日本酒なんかを試してみると、ビールを飲んだあとの胃袋が妙にふくらんだ感じもなく、ますます快適、ますますベロベロ、上田が酩酊しているのか、酩酊が上田しているのかすら分からないありさまである。

三十一歳女性は酒はまったく飲めない。下戸である。好き嫌いのレベルじゃなく、そもそも体質的に飲めないそうで、会社の飲み会があっても、烏龍茶しか飲まないらしい。

「アルコールを分解するナントカってのが足りないんだよ、生まれつき、致命的に!」

詳しいことは知らないが、遺伝的にアルコールを分解する能力が低い人間ってのがいるらしいから、そういうもんかな、と思う。できれば同居人には酒豪であってほしかったが(たまには誰かと酒を飲みたくなる)、体質だと言われると仕方ない。よって、私は基本的に、一人で酒を飲むこととなる。

ネコに酒を飲ませるわけにもいかない。マタタビを嗅がせて一緒に盛り上がるという方法もなくはないが、人間の盛り上がり方とネコの盛り上がり方にはかなりギャップがあって、いくら酔ったと言えど、私はやはりトークをしたい。喋りたいわけである。だがネコは言葉などまったく喋らないし、畳の上でバタンバタン暴れるのを盛り上がることだと思っている。新歓コンパの大学生だって、もうすこし文化的な盛り上がり方をするだろう。これじゃあ話にならない。

ということで、最近の私は一人で酒を飲み、三十一歳に「酒くさい!」と言われ、ネコには素通りされ、最後は酔い潰れてそのへんで寝る、という感じである。そんな日常である。