真顔日記

上田啓太のブログ

大型連休と三匹のインドア派

今年もゴールデンウィークがやってきているようだ。三十一歳女性だけが浮かれている。私とネコは普段と変わらないので真顔である。大型連休という言葉に心を動かされない生物がここにいる。サラリーマンでも学生でもない人間、および四足歩行の生き物に祝日などという概念はない。

私はおとなしく小部屋にいる。唯一の行き先であるスタバが異常に混むからだ。その点において私はゴールデンウィークを憎んでいる。アンチ大型連休の旗印を掲げて生きている。一方のネコは、唯一の行き先が塀の上である。ここは混雑していない。ゴールデンウィークだからといって、大量のネコが塀に集まってくることはないらしい。うらやましいかぎりだ。人類も見習ってほしい。

そして三十一歳女性は喜んではいるものの会社が休みになるという理由からで、連休だから外出しようとは考えないようだ。ゴールデンウィークは毎年ひっそり家にいる。去年も一昨年もそうだった。

「あたしはインドア派だよ、たとえ何度生まれ変わろうとも」

菓子をほおばりながら言っていた。なぜか誇らしげに、妙にロマンチックなレトリックを駆使して、断言しておった。

そんなわけで、ゴールデンウィークに浮かれる人々を尻目に我々は家にいる。ただただ家にいるのだ。それが京都の片隅で現実に起きていることである。まあ、みなさんは気にせずディズニーランドなどに出向いていただければよい。げっ歯類のマスコットと肩を組んで写真を撮ればよい。高速で移動する遊具に乗って心拍数を上げておればよい。スプラッシュだマウンテンだと浮かれていればよい。

楽しい連休をおすごしください。