真顔日記

上田啓太のブログ

ゴールデンウィーク最終日

そういえばゴールデンウィークだった。

まったく存在に気づかないまま黄金週間が最終日を迎えていた。ゴールデンウィークが嬉しいものじゃなくなったのはいつからだろうか。昨年はすでに三十一歳女性の家に住みついていた。よってゴールデンウィークには無反応だった。

一昨年は東京に住んでおり、喫茶店で客にコーヒーを出していた。フリーターにゴールデンウィークは関係ない。三年前は大阪に住んでおり、別の喫茶店で客にコーヒーを出していた。四年前も同じ喫茶店でコーヒーを出していた。五年前も同じ喫茶店で出していた。六年前はまだ大学生だ。学生はゴールデンウィークで喜びそうだが、最初からまともに授業に出ていないので嬉しくはなかった。七年前も八年前も九年前も大学生で授業に出ておらず、ゴールデンウィークは別に嬉しくなかった。

そして十年前、私は高校三年であり、学校にはまじめに通っており、ゴールデンウィークを喜んでいた。「連休」という言葉が歓喜とともに迎えられたのはあの年が最後だった。ずいぶんと時を巻き戻す必要があったものよ。

当り前のことだが、大型連休が嬉しいのは日常的に職場や学校に通っているからだ。日常的に通う場所のない者には、ゴールデンウィークは何の感慨ももたらさない。

そもそも私が最後に労働に従事したのは2009年11月25日だから、2011年5月8日現在、529連休の真っ最中だということになる。529連休。この圧倒的な数字の前では、10連休なんかで騒ぐのがバカらしくなってきませんか。

しかし529連休も良いことづくめではなく、現実的・実際的・経済的問題、ありていに言えば、金がないという問題が生じる。ざらついた手触りのリアルな問題である。だがそれも缶ビールをひとつふたつ空けたころにはどうでもよくなるわけで酒の力は偉大といったところだろうか。

ということで、ゴールデンウィークは主にビールを飲んでいました。金麦を飲んでいました。