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真顔日記

上田啓太がいろいろ書くブログ

メールフォーム開設記念『うんこの儀』

先週の日記でメールフォームから質問を募集しました。

  • 文章に「三十一歳女性」という文字をいれること
  • 文末は「?」で終わること

このふたつを条件として掲げ、条件を満たさないメール、とくに「うんこ」などのくだらない文言が書かれたメールは、絶対に、何があっても送ってこないでほしいと、非常に強い口調で勧告しました。

その結果、みなさんから多数のうんこメールが寄せられました。

ありがとうございます。

なんとなく、こうなることは予想していました。

ということで、本日の日記では、うんこメールを供養するための儀式、すなわち『うんこの儀』を執り行いたいと思います。まずは一通目のうんこメール。

つまり三十一歳女性はうんこ?

「三十一歳女性という言葉をいれる」「最後は?で終わる」という二つのルールを守った上で、さらに「うんこ」とも言いたい。そう考えた結果、このような文章ができあがったようです。ルールを壊すのでもなく、ルールを盲信するのでもなく、ルールを利用する。そのスタンスはとても感動的なのですが、結果的に、「三十一歳女性はウンコ女」みたいな意味になってますので、あなたは月曜を待たずして鋭い前歯の餌食になることでしょう。

次に、二通目のメール。

うんこー。うんこー。三十一歳女性はー?

これも二つの条件を守っていますが、一通目のメールと比べると荒削り。先ほどの人がしっかりとひとつの文章にまとめていたのに対し、この人はとりあえずうんこと連呼してから、「三十一歳女性はー?」と雑すぎるフレーズで条件を守っています。意味の通る文章にする気がありません。テクニックなど糞くらえで、「うんこと言いたい」という剥き出しのスピリットだけでやっている感じ。ロックンロールの初期衝動に似たものがこのフレーズには宿っていますね。

さて、以上の二つのメールは、たしかにうんことは言っていますが、それでもルールは守っています。次のメールはどうでしょう。

うんこ

どうですか。神々しいほどにシンプルな、この三文字は。

この人はルールを守る気などまったくない。そもそも条件をちゃんと読んだのか、しっかり目を通してから送ったのか、それすら分かりません。分かるのは、とにかくこの人は「うんこ」と言いたかったんだろうという、ただそれだけです。こうなってくると、途端に前の二人がルールを守っていたことが馬鹿馬鹿しくなってしまう。おそろしいことですね。

さらに次のメール。

ちんちん!!ポロン!!

うんこメールの一分後に届きました。ここまで同一人物の犯行だと分かるものも珍しい。たった一分で、すでに彼の興味はちんちんに移っている。「うんこと言った! サァ、次はちんちんだ!」。そんな気持ちが垣間見えます。

無粋を承知で説明させていただくならば、「ポロン」という効果音によって、彼のちんちんが下着から飛び出したことが分かります。ペニスが露出したことを幼稚園児にも分かるほどハッキリ伝えた快作。たった七文字の魔法です。はやく警察に動いてほしいものです。

そして最後は、こんなメール。

うんこって何通きた?

この人に至っては、企画の趣旨とは全然違うところを気にしています。「うんこと書かれたメールが届く」ことを予見した上で、それを一段階高いところから見ている。軍師の発想です。

以上、五通のうんこメールを紹介することで、『うんこの儀』とさせていただきます。これらのうんこメールを送ってきた、現代を代表するうんこクリエーターたちは、これからの日本を背負って立つべく、凛とした眼差しで原稿用紙に向かい、反省文を五枚書いてください。