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真顔日記

上田啓太がいろいろ書くブログ

でてこいとびきり全開パワー

日々と思考

家の前で子供たちが遊んでいて、声がきこえてくる。

たぶん小学生だろう。基本的にずっとテンションが高い。こちらはまだ布団の中にいるというのに、ギャアギャア騒いでいる。冬の朝は寒いだろうに、常夏のようなハイテンションである。元気でけっこうなことだと布団のなかでモゾモゾしていたら、子供のひとりが、「雪だるまからパワーもらった!」と絶叫した。

また、えらいもんからパワーをもらったものである。大丈夫なのか、雪だるまからで。パワーをもらう相手として弱かないか。もっと、大地とか太陽みたいな、パワー持ってそうなところからもらったほうがよくないか。マンガの主人公が雪だるまからパワーもらってるの見たことないぞ。

だが、雪だるまからパワーをもらった後は、もともと高かったテンションがさらに高くなっていて、「ウオー!」とか「アーッ!」とか、発言のなかに占める奇声の割合がどんどん増えていた。それまではたまに奇声が飛びだす程度だったが、いまや言葉の八割が奇声である。度がすぎるワンパクぶりであり、もう何を言っているのかぜんぜん分からない。

私も今度、雪だるまからパワーをもらってみようか。あれくらいのハイテンションを手にすることができるかもしれない。ウォーキングしながら「アァァーーーー!」なんて叫んじゃったりするのだ。なんだか速度は上がりそうだが、十分後には交番で職業を聞かれていそうでもある。

子供のワアワアいう声をききながら布団を出た。家にあるもので適当に昼食をすました。子供たちは昼になると帰っていったが、一時間ほどで戻ってきて、午後もひきつづき遊んでいた。無尽蔵のエネルギーである。雪だるまパワーおそるべし。

夜、ウォーキングするべく家を出たら、向かいの家の前に雪だるまを見つけた。すでにほとんど溶けていて、悲しいほどガリガリになっていた。パワー奪いすぎだろ、と思った。すこしは雪だるまにも残しておいてやってほしい。雪だるまからパワーもらわなくても、君たち、じゅうぶんテンション高いんだし。