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真顔日記

上田啓太のブログ

みなさん背中を拭きましょう

大晦日なので今年学んだことを書きますが、2010年一番の衝撃は「俺は背中が拭けてない」ということでした。それが何よりのインパクトでした。尖閣問題よりもワールドカップよりも、背中が拭けてないことが印象的でした。

これだけじゃ何のことか分からないので説明します。夜、風呂に入るなりシャワーを浴びるなりしたあと、バスタオルでからだを拭きますね、全身くまなく拭きますね、濡れたままだと気持ち悪いし風邪もひきますからね、マトモな人間はそうしますね。

だけど私はまったく背中が拭けていなかったのです。他の部位は拭けているのに背中だけはビショビショのままだったんです。三十一歳女性に言われて気づきました。これを愕然といわずに何を愕然というのかってくらい愕然としました。

思えば風呂上がりにTシャツを着た時、いつも背中のあたりに染みができていました。背中だけTシャツが肌にくっついてたし、いつも不快に思ってました。そりゃそうです。背中はビショ濡れのままだったんだから。だけど気づいていませんでした。「そういうもんだろ」と思ってました。誰もがそういう苦しみを抱えながら、Tシャツが背中に貼りつく苦しみを抱えながら、それぞれの日常を生きてるんだと思っていました。

なんだか馬鹿みたいなので言い訳をしますが、背中って平面じゃないんです。個人的に目からウロコだったんですが、背中はまったく平面ではないのですよ。肩甲骨があったり背骨があったりで、盛り上がったところやヘコんだところがある。そして水滴は背中のヘコんだ部分にもつく。普通にバスタオルで拭くだけじゃ、ヘコんだ部分についた水滴は拭けないんです。濡れたままなんです。こんなこと義務教育で一度も習わなかった!

そんなわけで私は背中がビショ濡れだった。風呂上がりにパンツ一枚で歩きまわる私を見て女性が「背中ビショビショ!」と叫んだことですべてが発覚した。まったく、女ってもんは男の背中をみて度量をはかるもんですが、それがビショビショで拭けてないのは論外です。背中の広さがどうこうじゃなくビショ濡れの時点でダメです。どれだけ広くてもダメです。しかも私は背中もせまい。

ということで、今年は背中のビショビショに気づいた一年でした。よいお年を。