真顔日記

上田啓太のブログ

日々と思考

人に道を教えると確実にモヤモヤする

近所を歩いていると道をたずねられる。京都だから観光客が多いのか、私が部屋着の延長のような地元民まるだしの格好をしているからなのか。 道をたずねられれば教える。当り前だが。 しかし教えた後、いつも微妙にモヤッとしたものが残る。なんだか釈然とし…

プリッツのローストが砂糖まみれになっていた

プリッツのローストを子供の頃から愛好していた。しかし今日、久しぶりに買ってみたら砂糖でコーティングされていた。プリッツの棒の全身がまんべんなく砂糖だらけだった。箱には「シュガーコート」と得意気に書かれていた。本当にショックだった。もはや別…

「女と寝る」という島耕作の一発芸

マンガを読んでいると、作者の意図しないところで笑ってしまうことがある。たとえば『課長島耕作』のシーンの飛びかた。これが私はツボである。むかし定食屋で読んだだけだから細部は曖昧なんだが、島耕作が綺麗な女と知り合う。二人でバーに行き、しばらく…

「美人」は客観的な表現だと思っている

美人という言葉について。 ある女が美人かどうかは自分の判断では決められず、周囲の評価によって決められる。自分にとってその顔が好きかどうかは別に関係がない。「好きな顔」と「美人」はずれている。「好き」は個人的な基準で、「美人」は客観的な基準で…

スラムダンクの深津をほめるおじさんについて

スラムダンクの深津をほめるおじさんについて書きたい。 そのためには、まずスラムダンクの説明をしなければいけないが、これはまあいいだろう。九十年代を代表するバスケ漫画である。読んだことのない人も題名くらいは知っていると思います。 次に深津であ…

物語に向かない遺伝子

自分に父親の血が流れていることを実感している。二十五歳あたりから意識しはじめた。それ以前は気楽なものだった。遺伝子をナメていたと言ってもいい。自分はたいして親の影響は受けずに勝手に成長したと思っていた。しかし今、ふっと鏡を見ると、父親に似…

自転車に乗れるのは一種の奇跡なのではないか?

私はあまり自転車に乗らない。日常における移動手段は徒歩、あるいはバスと電車。自転車に乗るくらいなら歩いてしまう。運動不足も解消されるからちょうどいい。時間に余裕があるからできる発想だろう。 今日、ひさしぶりに自転車に乗ったんだが、やはり不思…

他人の視線が自己愛を生みだしている

男は自分の乳首を気にしない。これはもはや定説と言っていいだろう。この社会において女の乳首には重大な価値が置かれているが、男の乳首など胸のあたりに付着したドドメ色のゴミ。それ以上でもそれ以下でもない。 当然、私も自分の乳首を気にしないし、油断…

マンガのセリフだけが有名になるのは問題だと思う

これだけ情報の流通する社会になると、見たことがないのに知っているものはどんどん増えていく。それはマンガやアニメも同じで、作品そのものにはふれていないのに名場面や名ゼリフだけ認知しているものが非常に多い。これは問題なんじゃないだろうか。 とい…

雨の連休は文豪でドラクエのパーティを組む

本日の京都は雨。 それで思い出したんだが、昔、唐突な雨に降られてカバンが濡れたことがあった。中には黒のメガネケースと夢野久作の『ドグラマグラ』を入れていたんだが、染み込んだ雨水でメガネケースの合皮が剥がれ、本の表紙に貼りついていた。あれは最…

虚空に消えた「寝るダス」

LINEがすごく重いんですよ。 私はiPhone4というのを使っていて、これは2011年に買ったものだから、五年前の型になる。それが原因かもしれない。LINEのアプリがおどろくほどに重い。ほとんど実用に耐えないレベルである。まず立ち上げるのに十秒かかる。アイ…

aikoは「元気な女」なのか?

aikoは「あたしとあなた」について歌う。するとそこには「ウフフ、アハハ」とでも言うべきイチャイチャ感が出てきそうだが、aikoはこれだけ恋愛の歌を歌っていながら、イチャイチャ感のある曲をほとんど書いていない。そこには常に緊張があり、不安があり、…

マクドナルドのむきだしのポジティブに照れる

昔、マクドナルドで妙なキャンペーンをしていたことがあった。 それぞれの店員の名札に紙がくっついており、「私がマクドナルドで見つけたもの」と書かれている。それぞれの店員の手書きの文字で「仲間を思いやる気持ち!」とか、「お客様の笑顔!」と書いて…

藤原紀香のブログが「氣愛と喜愛で♪ノリノリノリカ」である件

藤原紀香のブログ名を知った。『氣愛と喜愛で♪ノリノリノリカ』というらしい。目に飛びこんだ瞬間に頭痛がした。「うう……」という感じ。しばらく頭を抱えてしまった。この頭痛の原因は何なんだろうと考えていた。 やはり「氣愛と喜愛」がポイントだと思われ…

広末涼子と遠藤久美子に本気で恋をしていた

全裸で広末涼子の写真を見てたんですよ。 いや、現在の話じゃなく、中学生のときの話です。実家で見ていた。いまは全裸で広末涼子の写真を見たりしない。成長したので。それに当時も、最初から全裸で広末涼子の写真を見ていたわけじゃなく、広末涼子の写真を…

木村拓哉はかっこよさを追求するアスリートである

芸能人というのは、幻想が肥大していく存在である。私は家にテレビがないから余計にそうだ。ものすごく勝手なイメージを作りあげて、そのまま頭に放置している。 だから私の頭のなかの木村拓哉なんか、ものすごいことになっている。ドラマの木村拓哉もバラエ…

スピッツの草野マサムネは年をとらないのか

ひさしぶりにスピッツを聴いていた。私とスピッツの付き合いは小学校からである。熱心に聴く時期もあれば離れている時期もあり、そんなこんなで二十年だ。 いまでも初めての出会いは覚えている。小5の時、クラスメイトの女子が「あたし最近スピッツ好き」と…

「ゴミは気づいた時に捨てろ」という正論について

自分のゴミにたいする感覚はおかしいようだ。 ここでいうゴミとは、部屋に落ちる小さな食べカスのことである。これにたいする自分の態度はおかしい。同居人に指摘されて気がついた。 私には缶ビールを飲みながら柿の種を食べる習性があるんだが、アルコール…

女をキスで黙らせることは可能なのか?

私は女をキスで黙らせたことがない。 いや、そもそもそんな経験のある男はいるのか。実際に見たことがない。しかし表現としては聞いたことがある。「憎まれ口ばかり叩く女をキスで黙らせる」というやつである。これは何なのか。あくまでもイメージの世界にの…

ポカリの怖るべき二面性

少し風邪をひいたからポカリを飲んでいた。いつからか生まれた習慣である。風邪にはポカリスエット。病院に行かず風邪薬も飲まない。ポカリだけでなんとかしようとする。こう書くと無茶のようだが、実際にポカリでなんとかなる。理屈は分からない。とにかく…

マッチョと心霊現象は食い合わせが悪すぎる

学生時代の知人に、霊感があるという男がいた。 日常でフッと幽霊が見えることがあるらしい。たとえば受験生のころに部屋でひとりで勉強していた時のこと。ふと集中が切れてうしろを振り返ると、部屋の隅に女の子が立っていた。あるいは、三条大橋を歩いてい…

単純な接客業は人をおかしくさせる

二十代のころ、古い喫茶店で働いていた。レジで注文を聞き、その場で飲み物を出すスタイルだった。出勤前のサラリーマンが主な客層だった。このような店では、スピードが肝である。いかに客を待たせずに飲み物を出すか? 注文の大半はコーヒーだ。ややこしい…

「ワレワレハ宇宙人ダ」に込められた気遣い

「ワレワレハ宇宙人ダ」 宇宙人というのは、そう自己紹介することになっている。いつからそんな話になっているのかは分からんが、宇宙人は銀色の体と大きな頭を持ち、宇宙船で地球に降り立ち、「ワレワレハ宇宙人ダ」と自己紹介することになっているのである…

デザイナーズマンションの住人はこんな暮らしをしている

一度、デザイナーズマンションに住んでおきたい。 ネットで物件を見ているとそう思う。でないと、妙な幻想がいつまでも消えない。明らかに自分の中にデザイナーズマンション幻想がある。これはもう大昔からある。 現実をイメージするだけで幻想は揺らぐ。い…

ファミレスでおばあさんたちがルンバの話をしていた

以前、ファミレスでめしを食っていたら、近くにいた四人組のおばあさんの会話が聞こえてきたことがあった。それが面白かった。 ルンバの話をしていた。例の自動掃除機である。しかし当時は今ほど普及しておらず、四人のうち三人はルンバを知らないようだった…

aikoとゴリラの綱引き

aikoを聴いていると、自分の中に背の低い女が住んでいることが分かる。 この数年強く実感していることだ。aikoを聴くほどに、自分が曲中の「あなた」ではなく、「あたし」に感情移入していると実感する。私は一人の背の低い女となってaikoを聴いている。三十…

「あっあっ妻夫木」で集中できない

Youtubeに十年ほど前の『世にも奇妙な物語』が上がっていて、そういや自分はこの番組をマトモに観たことがないと思った。 こういう系統のものは好きで、たとえば藤子不二雄の異色短編集だとか、笠辺哲の漫画だとか、小説ならばラファティとかシェクリイとか…

スマホじゃなくて携帯と言いたい

携帯電話という言葉が「スマートフォン」に取って代わられつつある。すこし前なら携帯とか携帯電話と書かれていた文章で、今はスマホとかスマートフォンと書かれている印象だ。 これが私は嫌である。というのは、漢字からカタカナになるのが嫌なのである。で…

真木よう子の「よう」の部分を祝うパーティー

映画を観ていたら麻生久美子が出ていて、本当にしみじみと思ったんですが、麻生久美子という名前であの見た目なのはすごいことですね。たしかに麻生久美子ですもんね。あの顔立ちで、あの髪型で、あの肩幅なら、名前は麻生久美子にするしかない。豪徳寺のぶ…

七色のあいづちと興味のなさ

ウォーキング中、前方をカップルが歩いていた。腕を組み、身体を密着させ、ほとんど一つの生物のようになって歩いている。もうすこし離れたほうが歩きやすいんじゃないかと思ったが、歩きやすさより二人の愛が優先されるのがカップルというものなのか。 そん…