真顔日記

上田啓太のブログ

日々と思考

ヘラクレスオオカブトはずるい

小学生のころは虫とりに夢中だった。虫とりあみと虫かごを持って近所を探険する。すると自然と虫にランクが生じはじめる。珍しい虫ほど価値は高い。そこらへんにゴロゴロ転がっている虫は捕まえても嬉しくない。 たとえばアブラゼミはランクの低い虫の筆頭だ…

aikoの歌詞の怖さについて

aikoは常に「あたしとあなた」のことを歌う。そしてaikoを聴くとき、私は男でありながら「あたし」になっている。この話は何度か書いた。私のなかに住む背の低い女をaikoが引きずりだしてきたという話である。aikoの音楽の前では、私は平気で性別を飛び越え…

知らない言葉を当然のように使われるとゾクゾクする

自分の知らない言葉を当然のように使われるとゾクゾクする。ほとんど性的興奮の域に達している。自分が聞いたこともない言葉を当然のように使われて、「もちろん知ってますよね?」という態度を取られること。これがたまらない。 だから私は電車の中で女性誌…

子供のころに覚えた言葉は全然使わない

かつて、言葉は意味よりも先にカッコよさで入ってきた。 私が小学生のころ、「ターボ」という言葉がカッコよかったんだが、これはスト2ターボというゲームのせい。正式名称は『ストリートファイター2ターボ』。ある日、一人のクラスメイトがスト2ターボと…

ハイテンションCM無限ループという現代の地獄

出典:Amazon このあいだ、スーパーの惣菜コーナーにいたときのこと。小型のスピーカーが設置されており、音声コマーシャルが流れていた。餃子のCMだった。家族で食卓を囲んでいるという設定らしい。子供役の声優が絶叫していた。 餃子、おいし~~~~~…

カラスという黒いチンピラについて

いつもの通り道に細い路地がある。たまに塀の上にカラスがとまっていて、そんなときは通りすぎるのに緊張する。私はカラスとタイマンして勝てる自信がない。とくに路地のような狭いところでは。だからできるだけカラスと目を合わせないように、存在感を消し…

動物の鳴き声番付2016冬

動物の鳴き声にも色々ある。今日はどの鳴き声が好きかを考えていた。 パオーンはかなり良いと思った。好きな鳴き声という言葉から即座に連想されたのはパオーンである。ゾウという動物自体には思い入れがないのに、パオーンだけは特別だ。パピプペポが入って…

スタバでaikoを聴いていたら隣にaiko的世界が生まれていた

スタバでaikoを聴きながら文章を書いていた。これは単なる私の日常である。 隣の席には高校生カップルが座っていた。問題集をひらいて二人で勉強している。これもよくある光景だ。なので私はとくに気にせず、aikoを聴きながら文章を書き続けていた。 集中し…

パン屋のおばさんにオシャレな問いかけをされた

現在、私の右ほほには傷がある。 誰かとケンカしたわけではない。飼いネコに引っかかれたのである。抱きかたがまずかったのか、ネコが落ち着かないようすでピョンと飛び降りようとし、私のほほに爪をたてたのだ。マンガでしか見たことのないような分かりやす…

「SMAPさん」という呼びかたに違和感をおぼえた

はじめに、「さん付け」するか否かに関する個人的な感覚を書いておきたい。 ・知人を呼ぶときは、さん付けする・しかし仲良くなれば、さん付けしない ・有名人の名前は、呼び捨てにする・しかし有名人でも知り合いならば、さん付けする ・歴史上の人物には、…

もうすぐ潰れるブックオフで買うと無神経に見えるマンガ30選

以前、ブックオフに行ったら数日後に閉店するタイミングだったことがある。店内には閉店を告げるナレーションがえんえん流れていた。やはりしんみりしたムードになる。店員の男がかぼそい声で接客してきた。しかし私は、『ドカベン』の文庫版を20冊まとめ…

ゼロという数字の特別なかっこよさについて

少年はゼロという数字を好む。その理由を考察したい。ひとまず自分の子供のころのエピソードで始めるが、一般化できそうだと考えている。少年期の私がどのようにゼロという数字を好み、憧れ、惑わされていたか。まずはそこから始めよう。 子供のころ、ひとつ…

「うんここじらせ男子」という存在がいる

現在、私とうんこの関係がこじれてきている。 過去に前例のないほどに、こじれてきている。 いや、真面目な話なんですが。 この記事では、「うんこをこじらせる」とはどういうことなのかを説明したい。はじめに言っておくと下ネタではなく、笑いというものに…

女の胸を「バスト」と呼んだ時のすさまじい中年くささ

ネットを見ていたらバストアップの広告が表示された。それで思ったのは、女が胸を大きくしようとする場合、いまだに「バスト」という言葉が普通に使われるということだった。そこに違和感はない。バストアップにかぎらず、女性誌では「バスト」という表現が…

レンタルCD屋でビーフジャーキーをすすめられた

近所のレンタルCD屋に行った。最近の自分は時代の流れに逆行してCDを借りているからである。今日はインディー系の洋楽を借りると決めていた。気になっていたアルバムを三枚借りた。ベックとウィルコとアヴァランチーズ。 ウィルコというのはアメリカのバ…

グミの脱落

長いことグミを噛んでいない。最後にグミを食べたのは小学生か中学生にまでさかのぼるのではないか。今でも食べる菓子がある一方で、食べなくなった菓子がある。芋けんぴは今でも食べる。ポテチ類も今でも食べる。ポッキーやプリッツや板チョコも食べる。な…

aikoが「好きだけじゃ済まなくなりそう」と言い出した時の、まだ変身を残していたのか感について

長いタイトルがそのまま今回の要約である。 今日も日常におけるひとつの所作としてaikoを聴いていたんだが、『秘密』という曲でaikoが「なんだか好きだけじゃ済まなくなりそうで」と歌っているのを聴いて、あらためて衝撃に打たれた。 はじめにみなさんに知…

ろうきんからのお知らせが脳筋からのお知らせに聞こえた

「ろうきんからのお知らせです」 コンビニの店内でそんな音声が流れていた。調べてみると、ろうきんというのは「全国労働金庫協会」の略らしい。 しかし私には「のうきんからのお知らせです」に聞こえた。脳筋からのお知らせである。こちらは調べるまでもな…

美容師が悟りをひらくとどうなるか?

十年前、まだ美容院に行っていた頃のこと。 その美容院は大きなところで、数十人の美容師が在籍していた。だからなのか、ランク制をとっていた。いちばん下っ端は普通のスタイリスト、すこし偉くなるとトップスタイリスト、その上にはサロンディレクターがい…

モナカの自己評価は高すぎる

近所のスーパーで買い物していた。「小物アイス特売」と書かれたコーナーにピノなどが大量に放り込まれていた。ようするに箱型のアイスと区別して百円弱のものを「小物アイス」と言っているんだろうが、「小物」という言葉は自然と「大物・小物」のニュアン…

Jリーグガムの悲劇

小学生の頃、Jリーグガムというものがあった。ガムはペラペラの薄いものだが、サッカー選手のカードが一枚入っている。それを楽しみに購入する。カードが本体でお菓子はオマケと揶揄されるようなものだ。私と弟はそれを集めていた。 ある時、学校から帰って…

セブンイレブンを想いながらファミリーマートに抱かれる

近所にセブンイレブンができた。 といっても、家からは微妙に離れており、最寄りのコンビニではない。それでも生活圏ではあるから、オープニングセールに行ってみたんだが、これが予想以上に大きい店舗だった。たまに郊外で見かける駐車場が異常に広いコンビ…

ストロングゼロは本当にストロングスタイルでブン殴ってくる

私は基本的に酒を飲んで文章を書くことはない。しかし昨夜はチューハイ(ストロングゼロ)を一缶あけた状態で文を書いたようだ。自分のことなのに推定口調なのは記憶が曖昧だからである。テキストファイルに見慣れない一文が残っていた。こんなふうに書いて…

バニラのにおいがするタイニーな女の子には勝てない

aikoの初期に『二時頃』という曲がある。男といい感じになったのに、その男には本命の女がいたという歌である。まだ初期だから歌声に濁りがある。とくに最後、aikoは「思ってくれたかな」を「オボオてくれたかな」と歌っている。そこでいつも心を持っていか…

直木三十五と山本五十六の共謀

世間で話題になる文学賞といえば芥川賞と直木賞。芥川賞は芥川龍之介、直木賞は直木三十五の名を冠しているわけだが、芥川龍之介にくらべると直木三十五という文学者の知名度は低いように思う。私も小説を読んだことはない。 ただ今回はそれ自体はどうでもよ…

BOØWYのマリオネットのバンブーズルについて

発作的に聴きたくなって、BOØWYのベストアルバムを借りてきた。中学のときに聴いていた一枚だ。もっとも、リアルタイムに聴いた世代ではなく、解散してから後追いで知っただけで、しかもこの『THIS BOØWY』を聴いたことがあるだけ。だからいちばん好きな曲は…

豚肉不在のクックドゥについて

珍しく自炊ブームが訪れている。ブームと言っても数日である。しかも計画性がない。だから何を作るかはスーパーで決める。今日も店内をうろつきながら考えた。クックドゥでホイコーローを作ることに決めた。 そもそもクックドゥをみなさんは知っているのか。…

家から5分の金閣寺について

京都というのは言わずと知れた観光都市である。私が住んでいる家など、歩いてすぐのところに金閣寺がある。あの金閣寺である。みなさんが想像されたとおりの金閣寺。足利義満の道楽の産物。あれが徒歩5分の距離にある。感覚としてはコンビニくらいの距離感…

はてなブログという爽やかな鬼畜

数カ月前、はてなブログからメールが来た。「ブログの過去記事を振り返ってみませんか」という提案だった。私だけでなく多数のユーザーにまとめて送信しているらしい。しかしこれが変だった。メールの題名が以下の通りだったのである。 1年前のブログ「熱い…

『るろうに剣心』なら剣心より斎藤である

『るろうに剣心』は週刊少年ジャンプで1994年から1999年にかけて連載された。作者は和月伸宏。明治初期を舞台にしている。アニメ化もされた大ヒット作。最近、実写化で再ブームも起きた。略称は「るろ剣」。 という、いかにもウィキペディア的な記述はこのへ…