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真顔日記

上田啓太のブログ

居候生活

キャッチーなメロディをすぐに口ずさんでしまう

aikoの『恋をしたのは』がずっと頭のなかを流れている。『聲の形』という映画の主題歌になっていた。これがずっと流れている。 頭のなかを流れるメロディは口に出されることを求めるので、私は小部屋でずっと歌っている。もっとも、「あ~あ~あ~あ~恋をし…

近所に大戸屋ができてほしいという祈りにも似た気持ち

私はほとんど自炊をしない。だから近所にある飯屋で日々の食事が决まる。これは同居人もそうである。行きつけの飯屋を五つほど用意して日々をまわしている。そんな食生活である。 しかし近所にふつうの定食を食べられる店がない。中華、牛丼、カレーはある。…

チューリップのサボテンの花

一年ほど前に『岬めぐり』という曲のことを書いたんだが、それ以降、けっこうな数の人が曲名で検索してこのブログに来ている。昭和の曲だから、あまりネットに情報がなかったのかもしれない。私のブログにまともな情報はないがいいのか。そんな心配をしなが…

説明不能の笑いのつぼについて

同居人が問診票に色々と記入していた。会社で健康診断があるという。私は物珍しさで見ていた。すると「よく食べるもの」の欄に、同居人は「アメやチョコなど」と書いていた。それで私は笑いがとまらなくなった。自分でも何がつぼに入ったのか分からないんだ…

テクノロジーがアホらしさを産み落とした瞬間

同居女性のスマホが妙に鳴る。ピンポーンという明るい音。ニュース記事を読むアプリを入れたらしい。あたらしい記事が配信されたときの通知音だという。このあいだも鳴っていた。 へえ、と思って画面をのぞくと、ズラッと並んだ記事のいちばん上に、「うんち…

日常と動物

大学生のとき、馬が構内を歩いているのを見たことがある。大学に馬術部があったからだろう。人が乗っており、ゆっくりと歩いていた。あれは面白い光景だった。動物というのは写真やイラストで見ることが多いから、実物を見るとそのサイズ感におどろく。馬は…

自分のアイコンに自分でムカつきはじめた

このアイコンを長いこと使ってきた。 ブログのプロフィール画像に使っている。ツイッターやフェイスブックでも使っている。寄稿記事でもアイコンをくれと言われれば差し出している。普段から読んでくれている人は見覚えがあると思う。大昔にブログ開設と同時…

もはや細長い二文字ではないのか

とうとう電気代とガス代とネット代を払うことになった。半年前からネットのあちこちで記事を書くようになり、収入が増えたからである。同居人に「払え」と言われた。それはもうシンプルに言われた。同居人の要求はいつもシンプルだ。 「払えるでしょ、払って…

雨の日はナメクジの裏側ばかり見せられている

雨の日、小部屋の窓にナメクジがはりついていた。といっても室内にいるわけではない。窓をはさんだ向こう側にはりついている。それが視線の先にある。小部屋でパソコンに向かいながらナメクジの裏側を見る。ディスプレイから顔を挙げるたびに、同じような位…

もうテレコという言葉から逃げない

関西人は「テレコ」という言葉を当然のように使う。これは以前から思っていた。知り合いの関西人も使うし、関西芸人のトークを見ていても普通に出てくる。いちいち意味を説明する必要のないほど浸透しているようだ。しかし私はずっと意味を知らなかった。 今…

ハーゲンダッツは登山である

同居女性がハーゲンダッツを買ってきた。スーパーの商品券を使ったらしく、私の分もあるという。これは嬉しいニュースである。さっそく大喜びで食べた。しかしこのハーゲンダッツが変化球のものだった。後半でプリンの汁が出てきたのである。 「いやカラメル…

オッサンのハゲ頭的無意味

三十六歳女性と地下鉄に乗った。そして気づいたのは、私と三十六歳女性は一緒にいても注目しているものがぜんぜん違うということだった。 三十六歳女性はファッションが好きなので、乗客の服装に注目している。あの着こなしはいいとか、よくないとか、考えて…

ポケモンGOからツムツムを経てぷよぷよに辿りついた女

今年の夏、私は半ズボンにTシャツという姿で居間に寝ころがり、ドラゴンボールの魔人ブウ編を読みながら「ミスターサタン最高だな!」と言っていた。 「小学生か!」 同居人に言われ、掃除機のさきっぽで身体をガスガスやられていた。 「邪魔だよ!」 子供…

オカムラの10万円のイスにすわる居候

私は10万円のイスに座っている。小部屋ではずっとこのイスだ。三十六歳女性の家に転がりこんですぐ自分で買った。まだバイトの貯金があったからだ。100%自費購入。だから誰にも文句をつけられる筋合いはない……んだが、居候なのに10万円のイスに座っ…

なんでもゴリラにするのやめて!

同居女性が卵のパックの開けかたを勘違いしていた。十個入りのプラスチックの容器、あれは片側をピーッと引っ張れば綺麗に開くんだが、それを知らなかったのだ。 だから毎回、力ずくで開けていたらしい。逆側に「ここを引けば開きます」と書いてあるのに、プ…

「コンビニに抱かれる」という斬新な枕営業

「見たよ、真顔日記」 同居人に言われた。向こうからこのブログが話題にしてくるのは珍しい。ネコの話を書くと「よくやった」と言われるが、それ以外で言及されることは少ないからだ。 聞くと、記事の反響の大きさにウケたらしい。先日の「セブンイレブンを…

人の集まるところを「都会」と呼ぶ習慣について

京都の人々は、四条河原町のことを「都会」と呼ぶ。 といっても、根拠は数人なんですが。 京都を知らない方のために説明しておくと、四条河原町は四条通りと河原町通りの交わる場所で、京都でいちばん人が集まるところ。つまり京都の「中心」である。京都駅…

人をダメにするソファを買うまでもなく!

三十六歳女性が「人をダメにするソファ」に興味を示している。正式名称は知らないが、この呼び名で有名なものである。私も聞いたことがあるくらいだから相当だろう。 「買おうよ、あんた五千円だけ出してよ、残りはあたしが出すから」 人をダメにするソファ…

紅茶の悲劇

このあいだ、といっても三ヶ月ほど前になるが、ブログのヘッダ画像を作った。パソコンとスマホの両方で表示されている。同居人に作ってもらった。彼女はデザイナーなんで、こういうことをしてもらえるのである。 ブログによく出てくるものをコラージュしてい…

私は人の家の物置に住んでいる

小部屋じゃなくて物置だった。このあいだ気づいた。私がいま住みついている二畳の空間、これを六年にわたって私は小部屋と呼んでいたが、ちがう。物置である。同居人に指摘されて気がついた。昨冬、「俺の小部屋は寒い」といった時、「まあ、物置だもんね」…

歯ぎしりの記憶とイビキの現在

歯ぎしりという現象の存在を、いつ知ったか。私は明確に覚えている。小学校低学年の頃である。父親の歯ぎしりをカエルの鳴き声だと勘違いして異常に怯えていたからである。当時、われわれの家族は小さなアパートに住んでいた。居間と寝室、それに子供部屋。…

エースで五番だよ!

同居人には野球の知識がない。このあいだは「エースで五番だよ!」と言っていた。非常に惜しい間違いかたをしていた。「エースで四番でしょ」と真顔で指摘しておいた。しかし本人は不満そうだった。 「五番がまんなかだから、いちばん偉いんじゃないの?」 …

ヨガのらっきょ!

三十六歳女性が寝る前にヨガをやっている。すぐに飽きるかと思っていたが、しっかり続いているようだ。スマホでインストラクターの動画を流し、それにあわせて色々なポーズをとっている。ネコたちはそんな三十六歳女性をジッと眺めている。あれは笑う。観察…

たまごとパキシエルの等価交換

「あんたのたまご、一個もらっていい?」 三十六歳女性に言われた。料理に使いたいんだろう。「いいけどなんかくれ」と返すと、「パキシエル食べていいよ」と言われた。私は小さくガッツポーズ。 パキシエルは説明が必要だろう。チョコのアイスである。三十…

人の行動を「回」として認識する女

映画の予告編を見るのが好きである。とくに、ベタな映画と言って伝わるか分からんが、売れ線の映画の予告編を見るのが楽しい。予告を見るだけで大体の内容が想像されるような映画。たまにYoutubeでまとめて見る。 今日、発作的にそれをしたくなったんで、ざ…

「おまえは俺が守る」がギャグになる家

男という生き物には「愛する女を守りたい」という欲望がある。 そんな話を聞くが、私にはいまいち理解できない。別に女を守りたいとは思わない。しかし他の男を見ていると、そういう欲望で動いているように見える。騎士願望とでも言えばいいのか。「おまえは…

aikoのこなこなを絶賛する男

ひとつの音楽を執拗に再生していると、注目するところはどんどん細かくなってゆくもので、最初は素朴に「aikoいいよね」だったのが、「aikoのあの曲いいよね」になり、「aikoの十枚目のアルバムの序盤の流れいいよね」になり、とうとう現在は、 「aikoの『く…

ジャンカラにおける北乃きいの無限増殖

数年前、同居人とカラオケに行った。ジャンカラという店だ。関西の人間なら知っているだろう。ジャンボカラオケ、通称ジャンカラ。安さがウリの店である。おもな客層は学生だと思うが、我々は三十路前後のふたりぐみとして、堂々と凛とした顔で入っていった…

我々はパピコに吸わされている

パピコを食べたことがなかった。アイスの菓子であり、ずいぶん昔から存在しているのに、食べたことがなかった。パピプペポを好む人間として失態だと言える。三文字のうち二文字にパピプペポが使われているのだから一度くらい手を伸ばしてみてもよかったはず…

『岬めぐり』は名曲だが、我々はもはや岬に行かない

iTunesをランダム再生していたら山本コウタローとウィークエンドの『岬めぐり』が流れてきた。これは本当にいい曲。 もっとも私が生まれる前の曲なんで、山本コウタローが誰なのかも、ウィークエンドが何なのかも知らない。ただ曲だけ聞いている。古い曲はた…

アレ栄一郎のアレピース

以前もすこし書いたが、私は六十巻あたりでワンピースを読むのをやめた。中学の時に連載開始と同時に読みはじめ、数年前にリタイア。しかし今日気づいたのは、なんだかんだで自分は今もワンピースのストーリーを把握しているということだった。ネットで定期…

aikoを聴く男、ゾンビを見る女

同居人が Hulu で海外ドラマを観ているらしく、小部屋にも音声が聞こえてくる。「アアアーッ!」という男のうめき声である。毎晩、男たちがうめいている。しかも野太い声。 「いま見てるやつ、いつもゾンビに追いかけられてるから……」 説明を求めると同居人…

アルフレッドビーチサンダルの人魚

最近、アルフレッドビーチサンダルというミュージシャンを知ったんだが、この人が春に出したEPがすごく良い。全四曲収録、最初の三曲はオリジナルで、最後にNOKKOのカバーである『人魚』が収録されている。まず最初の三曲がどれもかっこいい。それだけでも…

幻想水滸伝はトカゲのゲームではない

数年前、同居人が一時的に無職だったころ、『幻想水滸伝』というプレステのゲームにはまっていたことがあった。私が居間を通りかかると、確実にコントローラーを握っていた。 私は幻想水滸伝というゲームのことは知らなかったんだが、画面をのぞきこむと、ト…

シマちゃんは麻生久美子に似ていない

今日ショックだったのはシマちゃんが麻生久美子に似ていなかったことなんだが、こりゃなんだか説明不足の見本みたいな書き出しなので、説明しようと思う。 シマちゃんというのは同居人の友人である。大学時代に知り合ったらしい。今でもたまに食事する関係だ…

三十一歳女性は今日から三十六歳女性です

あらためて書くが、私は2010年から女性宅に居候している。 この日記では同居人のことを「三十一歳女性」と呼んでいるが、このところメール等で頻繁に指摘されるのが、「どれだけ過去ログをさかのぼっても三十一歳女性が三十一歳女性のままだが何なのか。どう…

共同生活における音の問題

私が小部屋で音楽を流すと、居間にも音が届く。広い家ではないから、私の聴いている曲が家全体の雰囲気を支配する。そして現在の自分は、一日の大半をaikoを聴くことに費している。となると、私のなかに芽生えた強烈なaiko欲求の余波を、同居人女性がもろに…

怪談『ピザの幻臭』

私は心霊体験をしたことがない。一度くらい幽霊でも見えないもんかと思うが、まったくもってさっぱりである。一方の三十一歳女性は、「ちょっとだけ霊感がある」らしい。人生で二回だけ奇妙な体験をしたことがあるというのだ。 ひとつは彼女が二十代のころの…

惣菜コーナーの棒ヒレカツ

三十一歳女性とスーパーに行った。惣菜コーナーに棒ヒレカツという馴染みのない名前の商品があった。その名のとおり、棒のように長いヒレカツだった。説明するのが恥ずかしくなるほど、そのまんまの形状だった。 棒ヒレカツはあまり売れていなかった。他の惣…

コクリコ坂と路上の暴力

数年前、三十一歳女性と『コクリコ坂から』を見に行った。 二条シネマのレイトショーである。コクリコ坂は、とんでもない傑作という感じではなかったが、よい映画だった。ほんのりと花の匂いのするような映画だ。だから我々は市バスに乗るのをやめ、夜道を歩…

イングレスをプレイする女

三十一歳女性がイングレスをやっている。話題のアプリらしいんだが私はよく知らない。 よく知らない人間に説明されるほどの地獄もないが、一応説明しておくと、イングレスというのはグーグルマップと連動した陣地取りゲーム(?)。青と緑の二チームに分かれ…

会社員は連休に飽きないのか?

昨日でゴールデンウィークが終わったらしい。しかし私は連休と関係のない生活だし、三匹のネコも毎日が休日だし、喜んでいるのは三十一歳女性だけである。 「最高だよ、ほんとゴールデンウィークは最高、ネコともいっしょにいれるしね。朝から夜まで、はーち…

イフリートみたいな寝相の女

最近は朝の五時に目が覚める。夜は十時に寝てしまう。妙に健康的なリズムである。この時間に起きると、三十一歳女性はとうぜん熟睡している。なので居間を横切るときに寝姿が目に入るんだが、日々いろいろなポーズで眠っている。人間の寝相も多様なものであ…

白シャツ維持という不可能事

まったく気づくのが遅すぎるんだが、自分にはTシャツよりもYシャツのほうが似合うらしい。要するに襟のある服が似合うのである。なぜなら肩幅がせまく、胸板もうすいため、普通のラウンドネックでは首から胸にかけての貧相さが際立つ。しかし襟のある服な…

白の靴下とカリスマ同居人

夏物の靴下が三足しかなく、これは明らかに足りていない。おかげで毎度毎度、私はクローゼットをひっくりかえし、靴下がない靴下がないとあたふたし、三十一歳女性は冷静に「ユニクロに行け」と言う。 なぜこんなに靴下がないかといえば、最近の私は穴が開く…

熱い尻と冷たい女

三十一歳女性は辛いものが好きらしく、油断するとチゲ鍋やキムチ鍋を作りはじめる。しかし私は辛いものに弱い。別に嫌いじゃないんだが、どうもチゲ鍋なんかを食べると高確率で腹の調子が悪くなる。端的にいえば下痢をするのである。 以前、チゲ鍋を食べたと…

京都国立博物館で鳥獣戯画を見た

京都国立博物館で鳥獣戯画を展示すると聞いて、三十一歳女性と行ってきた。国立博物館に行くのははじめてだった。市バスで北大路駅から二十分ほど、場所としては京都駅の近くにあった。最近リニューアルしたらしく建物はやたらと綺麗だった。 鳥獣戯画の前に…

ショパンでグーグルに殺される

朝、三十一歳女性は会社に行くために化粧をし、私は居間でストレッチをし、三匹のネコは思いのままに駆け回っている時間帯。私は無線型のスピーカーを居間に持ち込み、音楽垂れ流しのインターネットラジオを再生していた。今日は気分的にクラシックだった。…

テンベアのカバンを買った

三十一歳女性が新しいカバンを使っていた。ネットで注文したものが届いたらしい。私は興味を示した。というのも、私は十年ほど同じカバンを使っており、いいかげん新しいカバンがほしいと思っていたからである。 「それ、なんてブランド?」「どうせ知らない…

鼻毛と上田と原始人

昨日の夜、鼻毛を切っていたら、三十一歳女性に「色気づいちゃって」と言われたんですが、これ、さすがに失礼すぎませんかね? 唐突な話で申し訳ないんですが、鼻毛を切るだけで色気づいたと言われるって、私はいったい何だと思われてるんですか? そりゃ、…